前半レッスンワインはアンドレアフランケッティ レ・クーポレ'03
2011年 01月 21日
ワインの覚え書き。
前半レッスンでは、今年一年美味しいワインに出会えますように、との想いを込めて私の大好きなアンドレア・フランケッティのLe Cupole di Torinoroレ・クーポレ'03をチョイス。
アンドレア・フランケッティといえば、テヌータ・ディ・トリノーロ。
そのセカンドとして出されていますが、
味わいはパワー、アロマ、凝縮感とボルドーの一流ワインにも共通する味わいがある、
とてもとても素晴らしいワインです。
発酵は小区画ごとに!少量バリック発酵。
当然毎年、樽で寝かせる期間も樽によってもみ~んな違う!さすがにトリノーロという感じ!!
彼いわく
「決して完全に熟すことがないサンジョヴェーゼゼなどに興味はない。」
「私はイタリア人だがワイン造りについてイタリアから学ぶことなど何もなかった。フランスから多くを学んだ。フランス人はよく考え、正しいことをしてきた。」
凄いコメントですね。。。
けれど、10年前までは荒れ地だった場所から生み出すことができる、
偉大なトスカーナの底知れぬ力に対し、どうして畏敬の意を抱かずにおられようか。
そう思える一本です。
ブドウ品種:カベルネフラン、カベルネソーヴィニオン、メルロー、ウーヴァ・ディ・トロイア、チェザネーゼ・ダフィーネ
1時間の抜栓後から、
蒸した紅茶の香り、天草、ヴェルモット、
この時点ではまだタンニンにも少し角がある
次第にプルーン、それも徐々にミキプルーンのような濃縮された果実香、
クローブなどのスパイスと共に、エキゾチックな香り、まるで媚薬のようです。
味わいではタンニンがビロードのような滑らかさに。
香りの変化にどなたもが驚き、そして楽しめる一本でした。
☆東京港区/芝 イタリア料理教室 ペルヴィータ☆